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人生の8割は○○で決まる?

夏休みもあと4日です。子どもたちは、宿題の仕上げに取り掛かっていることでしょう。
もっと早くやっておけば良かった・・・と思いながらしているお子さんもたくさんいるのではないでしょうか。
私の経験上、宿題の仕方は大きく3種類に分かれます。

パターン1:夏休みが始まったらすぐに全部をしてしまい、残りの休みを満喫する(先行型)
パターン2:毎日する量を決めておいて、最終日までコツコツやり続ける(計画的コツコツ型)
パターン3:夏休み残り1週間くらいで全て仕上げる(追い込み型)

さて、みなさんはどのパターンでしていましたか?
私は、ドリルなどはパターン2でしたが、読書感想文や図工などはパターン3でした。面倒くさいことは最後まで手をつけない・・・今もそのクセが残っているので大変です。
来週月曜日からは新学期がスタートします。ワクワクしますね♪♪

さて、私はメンタルコーチでありながらキャリアコンサルタントでもあります。
たまには、キャリアコンサルタントらしいことを書いてみたいと思います。

キャリアコンサルタントの資格勉強では、いろいろなキャリア理論を学びます。どれも難し過ぎて、ただテストで点を取るだけのために表面的な部分だけしか理解できませんでしたが。ですので、ほとんど忘れてしまったのですが、
そんな中でも、一番しっくりきた理論をご紹介いたします。

その理論とは、1999年にスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授(2019年5月 享年90歳で死去)が発表した「計画された偶発性~予期せぬ機会を作り出すこと~(プランドハップンスタンスセオリー)」という理論です。
これはどういう理論かと言いますと、

個人のキャリア形成を幅広く捉え、「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」と考え、その予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべき。

ということです。
一言で言いますと、「人生の8割は偶然で決まる」ということです。
確かにその通りだと思いませんか?
私自身、これまでの人生を振り返ってみると、偶然が偶然を呼び、偶然今に至っています。
ただ、偶然で今になったことは、決して単なる偶然ではありません。たまたま偶然で野球選手になったとか、サッカー選手になったとか、医者になたとか、役者になったとかいうことはありません。
野球選手になっている人は小さい頃から野球選手を目指していました。しかし、どのような道で野球選手になるかは誰にも予測できません。友達に誘われたまたま入った少年野球チームの監督が○○選手を小さい頃に指導していた人で、その監督の話を聞いていると、野球選手になりたくなって、初めはピッチャーだったけど、内野手にコンバートして、中学は、高校は・・・とその時々の人との出会いや出来事によってどんどん良い方向に進んでいくのです。

さらに、クランボルツ教授は、この理論を実践するために必要な行動指針として次の5つを挙げています。

1.好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
2.持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
3.楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
4.柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
5.冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

自分がなりたいと思っていることに対して、例えば、私なら、起業したいと思っている頃は、起業したいろいろな社長さんに出会えて話が聞けたり、起業に関するセミナーによく知っている方が講師として出てたり、いつの間にかそんな方々のネットワークの中にいることになったり など、いろいろな偶然が重なっていきます。
要は、アンテナが敏感になるんですね。目指したいものが見えてくると、必要な情報が見えてきて、必要な行動や考えをするようになって、必要な人に出会えて、必要なことが起こるようになるんです。
今起こっていることはなぜ今なのか?今出会えた人はなぜ今なのか? を考えると、全てがプラスに働きます。
特に、人のご縁はとても大事ですので、出会える人を大切にしてください。

みなさんの人生がすばらしいものになりますことを祈っております。

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