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○○○○で生産性UP!!

前回は、8月9日に厚生労働省から発表されました最低賃金改定額についてお話しいたしました。
最低賃金は毎年10月に改定が施行され、正社員・P/Aすべての人に適用されます。
ということは、当たり前ですが、人件費がアップするということです。企業としては納得いかない部分もたくさんあるかと思いますが、従わざるを得ません。
今回の改定で愛媛県内は790円となりますが、このままいきますと、国が目指す全国平均1,000円に到達した頃には、愛媛県も900円前後になっているでしょう。
今後、賃金が下がることはありません。放っておいてもどんどん上がっていきます。仮に、8時間/日 勤務の社員さんの現在の給与が、最低賃金ギリギリだとして、3年後に最低賃金が現在より100円上がったとしたら、単純計算で1年間の給与アップ額は下記の通りとなります。

1週間の労働時間 40時間 ✕ 52週/年 ✕ 100円 = 208,000円

時間外単価は、125円/時 のアップとなり、毎月30時間の時間外労働があった場合は、45,000円/年 のアップで、合計253,000円 /人  アップとなります。
社員が10人いれば 2,530,000円、20人いれば 5,060,000円 となります。
これは単純計算ですので必ずしもこの通りではありませんが、おおよその目安としてお考えいただければと思います。
経営者の方々は、この数字を見てどのように感じられますか?
ちょっとマズいな・・・と思われている経営者様もいらっしゃるでしょうし、今の給与水準なら全く問題ないと思われている経営者様もいらっしゃるでしょう。
業績が大変好調で、今の給与水準が十分であったとしても、10年後の業績は分からないですし、市場もどうなっているかが分かりません。
ですので、今現在大変好調でも、いつなにが起こっても対応できるようにリスク管理を行っておく必要があります。
リスク管理と言いますと、若干マイナスな感じを受けますので言い方を変えます。
今以上に、企業価値を高めていく必要があります。国が掲げている働き方改革も、企業価値を高めるいいきっかけと捉えていただければ、前向きに進めていくことができます。
企業価値を高める方法として、私は前回申し上げた3つを考えました。
今回はその1つめの生産性UPについてお話しいたします。

実は、働き方改革で最も重要なことは生産性UPです。働き方改革と言いますと、労働時間を減らすとか、残業を減らすとか、休みを増やすとか、総労働時間を減らすことが働き方改革と思われてしまいますが、生産性UPこそ働き方改革で最も重要なことなのです。
この生産性UPが結局は労働時間削減に繋がっていくのですが、労働時間減を中心に考えると、本来するべき改善ができなくなり、企業はただただ脆弱になってしまいます。

では、生産性をアップするために何をすればいいんでしょうか?

生産性UPというと、ロボットやAIやシステムを導入して、今まで3人でしていたものを1人でするなど、省力化を思い浮かべます。大企業はこれでもいいかもしれませんが、中小・零細企業でこのようなことを行いますと、逆効果になる恐れがあります。
逆効果とは、社員のモチベーション低下です。実は、生産性UPをする中で、最も注意すべき点は、社員のモチベーションを上げながら行うということです。
省力化を図るときに、社員の中では、「私の仕事、なくなるんじゃなだろうか」という不安が起こるかもしれません。ロボットやAIやシステムを導入しても、操作するのは結局「人」です。ですので、社員のモチベーションを上げないかぎり、生産性UPは達成できないのです。
逆に言えば、社員のモチベーションを上げることさえできれば、生産性はグングン上がっていきます

人の脳は、10万台のコンピューターも勝てないほど優れていると言われています。
しかも、世界で活躍している天才と言われる人も、私のような凡人も、人の脳は全く同じで、誰もが天才になれます。普段は、脳全体のほんの数%しか使ってなく、天才と私のような凡人の差も、脳全体のたった1~2%です。
ですので、いかに人の能力を引き出すかが企業の成長のカギとなります。
そのためには、自ら進んでいろいろなことを考え、自ら進んで仕事に取り組み成果を上げていく「自律型人財」に育てていくことが重要です。自律型人財に育つための大事なキーワードは「ワクワク」です。仕事に職場に目標にワクワクすれば、生産性がアップし、業績もアップします。
ぜひ、社員のみなさんがワクワクするよういろいろなアプローチを行ってください。
ワクワクすることは無限にありますよ。
笑人士は、社員さんがワクワクするお手伝いができます。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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