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社員にやる気が見られないんです・・・

「どうも、うちの社員にやる気が見られないんです・・・」

社長様からこのようなご相談をされることが結構あります。
元気がない・覇気がない・集中力がない・ミスが多い・あいさつがない・・・
社員さんのダメなとこばかりが気になってしまうんですね。

「100%やる気漫々の社員さんが集まっているので、会社も順調でなんの不満もありません」
という企業様も中にはあるのでしょうが、冒頭のお悩みを抱えていらっしゃる企業様の方が多いのかもしれませんね。

では、どのようにすれば、社員さんがやる気満々でお仕事してくれるのでしょうか?
今日はこのことについて考えてみたいと思います。

先日、日本中に大きな衝撃が走りました。
大手芸能事務所の闇営業問題。
連日、情報番組で報道されています。誰かが何かを発信するたびに番組で取り上げ、憶測でいろいろなことが飛び交っています。
真相が分かりませんので、あまり何かを言うことはできませんが、一つだけ残念に思ったのは、社長様の会見です。
会見の内容がどうあれ、社長様が歯切れのいい会見をされていれば、事態は大きく変わっていたのかもしれません。余計に不安に感じられた方が多くなったのではないかと思います。
会見の中で、ファミリーと言われてましたが、6,000人以上の組織でファミリーというのはさすがに無理があります。社長様も、デビューしたての方をおそらく知らないでしょう。

芸能事務所は特別と思われるかもしれませんが、ごくごく普通の一般企業と同じです。
社員6,000人超の企業様は世の中にたくさんあります。このような大人数を束ねていかれる社長様はさぞ大変でしょう。ただ、社員数が多くても少なくても、大事なことは不変ですし、経営トップがすべきことは企業規模に関係ありません。

なんだと思いますか?

おっと、ちょっと本題を外れましたので、この話はまた次回にさせていただきます。
今回は、社員さんにやる気が見られないという話でした。
この原因はどこにあるのでしょうか?

ハイ、それはズバリ、社長様の視点です。
社長様がそのように見ているから、社員さんのやる気が見えないのです。
視点とは、ものごとのどこを見ているかです。
分かりやすい例で言いますと、コップに半分の水が入っています。これを見たあなたはどう思いますか?
「半分しかない」と思う人と、「半分もある」と思う人がいるのではないでしょうか?
前者は、水が減ったという事実、すなわち、マイナス面に視点があります
しかし後者は、残っている量を見ています。この水の例で言いますと、チャンスや可能性と言えるのではないでしょうか。すなわち、プラス面に視点があります
このどちらに視点があるかで、捉え方が大きく違い、そして、結果も大きく違うようになります。

「社員さんのやる気が見られない」ということも、社員さんご本人はやる気満々かもしれません。しかし、そこを見れていない、見つけられていない社長様に問題があるのではと思います。
やる気が出ている時に、感情を思いっきり出す人もいれば、出さずに寡黙に仕事をしている人もいます。そこを見極める能力が社長様には必要です。

そして、社長様は、いかにアホになれるか、いかにバカを演じられるかが大事です。
アホになって、叶うか叶わないか分からないくらいスケールの大きい夢・目標=願望を語ることができるか、バカを演じてを盛り上げられるかが大事な要素です。
社員数が2人、3人の企業でも、社長様が全てを一人でするわけにはいかないのです。
社員さんの力を借りて、業績を上げないといけないのです。
ですので、社員さんを信じて任せることこそが、今以上に社員さんのやる気を引き出す方法なんです。

会社を運営するためには、しないといけないことがたくさんあります。
しないといけないことは、ほとんどがつまらないものです。やってて楽しくないでしょ?
ただ、しないといけませんので、それをいかに楽しくできるようにするかが社長様の力です。
「正しいことが続くのではなく、楽しいことしか続かない」
社員さんのプラス面を見る視点を持ち、アホになって、バカを演じてください。

社長様向けのワークショップをいつの日か企画いたします。
その際は、ぜひご参加くださいませ。

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