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働きたい会社は○○○○を表現・実感できる会社

8月9日に厚生労働省より発表されました最低賃金改定を受け、準備すべき3つのこととして、前々回は生産性UP、前回は付加価値UPのお話しをしました。
今回は3つめの 働きたい会社へ をお伝えいたします。

経営者様、あなたの会社では、みなさん毎日楽しくお仕事していますか?
実際にお仕事されている方、あなたは毎日楽しくお仕事できていますか?

お仕事は、毎日楽しくしたいですよね。
実際には、楽しくないという方もいらっしゃるようです。
上のような質問をしますと、経営者様は「うちの社員はみんな楽しくしているよ」とお答えされる方が比較的多いですが、実際にお仕事されている方は、「楽しくありません。ガマンしながらやってます。」のように応える方が比較的多いのです。
立場が変われば見方・考え方が変わってしまうからです。これは、どこの会社にもあるギャップです。
一般社員のときには、上司から「残業しないで早く帰れ」と言われると、「仕事がたくさんあるんだから仕方ないだろ」と反発していたのに、役職がつくと「残業しないで早く帰れ」と言うようになり、反感を買ってしまうなんてこともあったりします。
小さい話かもしれませんが、社員が辞めるときは、いきなり大きな問題が起こってしまったので辞めるということはほとんどなく、往々にして、小さな問題の積み重ねがガマンできなくなったという場合が多いです。
経営者様に必要な能力は、社員の声に耳を傾け、小さな問題を見逃さず、有耶無耶にせず、すぐに対処するということが求められます。

ただ、モグラ叩き的な対処は永遠に終わりません。なぜかと言いますと、問題を解決しても満足しないからです。
なぜかと言いますと、そもそも現状の会社に満足していないからです。
なぜ、満足していないか?それは、経営者様との信頼関係が薄れていることが多いです。
信頼関係が薄れていると、なにをしても、良い方向に向いづらいです。
ですので、お仕事されている方々が楽しくなさそうだったり、不満をたくさん持っているように見えたときは、信頼関係の構築が不可欠です。

では、どうすれば、信頼関係が構築できるのでしょうか?

それは、あなたの会社で働くことで得られる良いことを明確にすることです。
ただ、良いこととは、給与面とか労働時間とか福利厚生面ではありません。もちろん、これらは必要であることは間違いありません。しかし、これらの要因を良くしても、一瞬は楽しく働く動機付けになりますが、モチベーションを上げる長期的な動機付け要因にはなりません。
では、なにをすればいいのでしょうか?

「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介された障がい者雇用を取り組まれている日本理化学工業株式会社。
大山泰弘会長が障がい者雇用を始め、彼らをどのように成長させていけばいいのか悩んでいた時に、禅僧から教えられたのは「人間の4つの幸せ」でした。

1.人に愛されること
2.人に褒められること
3.人に必要とされること
4.人の役に立つこと

2~4は働くことによって得られます。ただし、2は受動的ですが、3と4は主体的です。経営者様から褒められればもちろん嬉しいですが、日々のお仕事の中で、3と4を表現でき、実感できる環境を作ることが経営者様に求められていることです。
このことこそが、会社にとっての大きな大きな付加価値になるのではないでしょうか。
仲間を大切にし、お客様も大切にし、ありがとうや感謝の言葉が自然にあふれる会社を目指していきましょう。

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