ボクがSBT1級コーチになった理由(ワケ)②
“やる気を引き出す”人財共育コーチ
としてお仕事をしているボクのバックボーンは、
これまでの経験と、
SBTスーパーブレイントレーニングです。
SBTを本格的に学び、1級コーチ資格を取得した理由は2つ。
1.アスリートを支援したい
2.困っている人を助けたい
先日は アスリートを支援したい のお話をしましたので、
今回は、
困っている人を助けたい
のお話をさせていただきます。
長いので、途中で脱落していただくのは
全然OKです!
新居浜高専卒業後に入社したのは、
ICリードフレームという半導体の土台となるものを作っていた
住友金属鉱山の子会社でした。
そこではエンジニアとして
技術開発、生産工程改善、装置開発などに携わりながら11年間勤務しました。
ほぼ男性ばかりの職場で、現場の方とは年齢はあまり関係なく仲良くしていただいて
楽しく仕事をしていました。
しかし、国内半導体市場が悪化する中で、将来に疑問がわいてきて、
転職を決意しました。
このときボクは31歳。
ちょうど息子が保育園に入園し、これからたくさんお金がいるー!
ってとき。
嫁さんは大反対でしたが、
ボクの熱意?に押されて返事をしてくれましたが、
すごく不安だったと今でも言われます。
ずっと自分の可能性を試したいと思っていたボクは、
大胆にも全くの異業種に転職することになります。
テレビで、レストランを立ち上げる仕事をしていた人を見て
「コレだ!」
と思ったのです。
自分のアイデアを形にできる仕事ってめちゃくちゃカッコええやん!
そんな仕事をできるところを探して、自分の条件にぴったり合ったのが
株式会社クック・チャムという会社でした。
ほぼ男性ばかりの会社から、女性95%の会社に飛び込んだのです。
惣菜屋さんをチェーン展開する会社なのですが、
料理が全くできなかったボクは、調理に随分苦労しました。
家の炊飯器でご飯を炊いたことすらありませんでしたから。
それでも、入社半年で店長をさせていただくようになりました。
なので意気揚々!!
ここから苦労の連続が待っているとはなんにも思わずに・・・。
店長として早く実績を上げたいと思っていたボクは、
毎日一生懸命しながらも、どこかで焦っていました。
サービス業も料理も初めての経験なのに、素人考えで運営していました。
経験豊富な女性パートさんの力を借りればいいのに、
頑固な頭をフル回転させて最強頑固になっていったのです。
以前はエンジニアとして一人で完結する仕事ばかり。
初めてリーダーを任されましたからみなさんにどのようにしてもらえばいいのかが
分からなかったのです。
しかも相手は女性ばかり。
自分で考えたことをしていると、
「店長はなにを考えているか分からない」
と言われたこともありました。
そんなことなので、店舗の成績はどんどん下がっていき、
ボクはダメダメ店長となりました。
そんなとき、新入社員の共育係を任されました。
早く成長させようと、本人の気持ちを全く考えず厳しい指導をしていると、
しばらくして辞めてしまいました。
このことは今でも後悔しているのですが、
当時は、こんなことで辞めるのであればしょうがないと思っていたんです。
そんななにをしてもうまくいかなかった頃、商業界ゼミナールに行かせていただきました。
著名な経営者の方々が2日間に渡り講演をしていただけるこの会で、
ボクは考え方を大きく変えていただける人に出会ったのです。
その方は、てっぺんの大嶋啓介さんです。
大嶋さんの講演をお聞きし、さらに、朝礼の実演も見させていただき感動しました。
こんなに人を輝かせられる人になりたい!
って思ったのです。
そして、大嶋さんが、SBTを西田文郎先生から学ばれたとお聞きして、
ボクは西田先生の本をたくさん買って読みまくり、自分なりに実践していきました。
まずは自分が楽しくワクワクする。
イメージを膨らませました。
すると、物の見方や捉え方が変わっていったのです。
女性パートさんへは、楽しくお仕事をしてもらえるように声のかけ方を変えました。
「美味しそうに作れましたね!」
「めちゃくちゃ上手ですね!」
女性パートさんたちは、イキイキ・楽しくお仕事をしてくださるようになり、
また、いろんなことを提案してくれるようになりました。
売上も上がっていき、2倍になったこともありました。
ボクが身を持って、感情と思考を変えることで可能性が広がることを体験したのです。
その後、マネージャーになり、いろいろな人の相談を受けるようになりました。
仕事と家庭の両立に悩む方や、自分をうまく表現できないという方など。
ボクと話をして、元気になってくれ、その人がどんどん成果を上げていく姿を見て、
ボクはすごく嬉しかったですし、感動しました。
こんな人がもっと増えれば、やりたいことや夢・目標が実現できれば
どんなに素晴らしいんだろう。
そんなことを思いながら、社内だけでなく、たくさんの人のお手伝いをしたい
という思いが日増しに強くなっていきました。
そして、多くの方の支援をするなら自分が出会ったSBTでと思い、
1級コーチを取得しました。
SBT1級コーチになり、おかげさまで、いろいろな方に出会うことができました。
ボクのお話を聞いてくれて、笑顔になっていただけるのが本当に嬉しいです。
これからも、もっともっと多くの方のお手伝いをさせていただいて、
みなさんの夢・目標を一緒に実現したいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
なにかのご参考になりましたら幸いです。