緊張したときは○○○○○○!
台風19号の被害に遭われました方々の一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
今日は大事なプレゼンの日。
この日のために1ヶ月も前から準備をしてきた。大事なお客様で、このプレゼンが成功すれば大きな受注が決まる。社長も専務も期待してくれている。ビシっと決めなくては。でも、30人の前で、みなさんとの距離も近いし、めちゃくちゃ緊張する。いや、緊張してきた。ヤバい、汗が止まらない。心臓もドクンドクンいっている。口の中も乾いてきた。うわっ、胃が痛くなってきた。マジでヤバい!緊張するな、緊張するなー!!
こんな場面に遭遇したことはないですか?
大事なプレゼンや商談、一打逆転されるかもしれない場面のピッチャー、同点のチャンスで得たPK、これを入れれば優勝というときのパットなど、体中がしびれる場面はたくさんあります。
先日、愛媛オレンジバイキングスの試合を観にいきました。試合終了5分前に13点差あったのが残り2秒で1点差に追いつき、しかもフリースローをもらいました。
会場は、ホーム初勝利を願うファンでボルテージは最高潮!1本決めて同点になり、2本目を決めれば逆転で、残り時間2秒ですから会場中の誰もが勝ったと思いました。会場中全員が固唾を呑んで見守る中、無情にも外れてしまいました。その後、延長戦で残念ながら負けてしまいました。
もしかしたら、フリースロー2本目の際に、逆転すると思いシビれてしまったのかもしれません。
極度に緊張した場面では、いつもと違う心理状態になり、それが体に現れてしまいます。
こんなとき、周りの人がよく「緊張するなよ」と声をかけますが、これは逆効果。
なぜかと言いますと、脳は否定形をイメージできませんので「緊張」という言葉をイメージし、余計に緊張してしまいます。
ですので、「落ち着こう」とか「リラックスしよう」と声をかけてあげると良いのです。
とは言え、緊張がなかなか解けることはありません。
テンパってますので、周りの声が聞こえても理解できないかもしれませんし、そもそも耳に入らないかもしれません。
では、極度の緊張状態を適度な緊張状態にするにはどうすればいいのでしょうか?
最も効果的なことは、息を吐く ことです。
極度の緊張状態では呼吸が早くなり、吸う量が多くなります。このときは交感神経が働いています。交感神経はアクセルの役目を果たすため、活動的になり、緊張を高めます。緊張状態でさらに吸う量を多くすると、さらに緊張が高まります。
そこで、するべきことは息を吐くことです。息を吐くと、副交感神経が優位に働き、リラックスできるようになります。副交感神経はブレーキの役目を果たすため、息を吐くことで優位にさせるのです。息を吐く時間を長くすればするほど、副交感神経が働きますのでリラックス効果がより高まります(息を吸う時間の2倍以上で吐くと良いとされています)。
大事な場面では緊張してしまうものです。緊張状態をコントロールするには、呼吸が最もカンタンですので、試してみてください。
また、自分なりのコントロール方法を身につけておくのも効果的ですね。
ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手は、甲子園でハンカチで顔を拭く姿がカワイー!と一躍人気になりました。しかし、実際は汗を拭いているわけではなく、ハンカチで顔を抑えることで、気持ちを落ち着かせていたのです。ピンチの場面で冷静にならなければ打たれてしまいますので、リラックスしていつもの強気のピッチングができるようにしていたのです。
まずは呼吸でコントロールして、コントロールできるようになったら、自分なりの方法を見つけてみてください。
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