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女性部下を育成するリーダーシップとマネジメントとは?

男性管理職やリーダーの中に、部下である女性社員に対して、
このように思っている人はいないでしょうか?

「コミュニケーションがうまくとれない」
「やる気が見えない、感じられない」
「なにを考えているかわからない」

このように思っていると、おそらく仕事はスムーズに進みませんし、
職場やチームの雰囲気もあまり良くないかもしれません。
仕事をスムーズに進め、職場・チームの雰囲気をよくするためには
女性社員へのリーダーシップとマネジメントを正しく理解した上で
実行することです。

この記事を読んでいただくと、女性社員に対するリーダーシップと
マネジメントが正しく理解でき、実行できるようになります。

目次

女性を部下に持つ男性管理職・リーダーの最大の役割とは?

「管理職(リーダー)であるあなたの最大の役割はなんですか?」

このように聞かれたら、あなたはどのように答えますか?
管理職・リーダーであるあなたの役割はたくさんあります。

売上アップ、利益アップ、生産性アップ、顧客数増、新規開拓、
部下の育成、部下の定着、など

上げればキリがないほどたくさんあります。
しかも、どれも重要なことばかりですし、すべてが連動しています。
あなたの役割が会社に成果をもたらすと言っても過言ではないでしょう。

ただ、この役割、どのようにして果たしているかが大事です。
例え、同じ成果になったとしても、プロセス(役割の果たし方)は人により
異なります。
管理職・リーダーは、ただ単に成果を上げればいいということではなく、
どのようなプロセス(役割の果たし方)で、その成果が得られたかが大事なのです。

では、管理職・リーダー最大の役割とは何でしょうか?

それは、
「人の手を借りて、最大の成果を上げること」
です。
特に、女性を部下に持つ男性管理職・リーダーは、このことがとても大事です。

管理職・リーダーの中には、自分が最前線に立って何でも行う人がいます。
特に、管理職・リーダーになりたての頃は、仕事のやり方を変えられないこともあり、
何でも一人でしてしまう方がいます。
しかし、それが長く続いてしまうとどうなるでしょうか?
もちろん成果はどんどん上がるでしょうが、それでいいでしょうか?
管理職・リーダーがいろいろなことを一人で実行しているということは、
部下の成長を妨げているということです。
これでは、いつまでも部下は育ちません。
それに、一人で行うことには限界があります。
世界を動かしているような大企業の経営者も、一人で実行していては
そこにたどり着かなかったはずです。
一緒に目標に向かってくれる仲間がいたからこそ、仲間の力を借りたからこそ、
今があるのです。

管理職・リーダーであるあなたは、部下の力を引き出し、そして、その力を借りながら
成果を上げていくことこそが最大の役割なのです。
ぜひ、このことを意識してください。

最大の役割を果すために必要な大事な2つのこと

では、男性管理職・リーダーは、どのように最大の役割を果たせばいいのでしょうか?
役割の果たし方は、会社や職場、規模により異なりますが、ここでは、従業員300人未満の
中小企業、且つ、女性が半数以上いる会社・職場での果たし方についてお伝えします。
結論から言いますと、このような会社・職場で男性管理職・リーダーが最大の役割である
「人の手を借りて、最大の成果を上げること」を果すために必要なことは2つ。

リーダーシップ と マネジメント

なぜかと言いますと、
従業員300人未満の中小企業は、限られた人数で企業運営していますので
一人が何役も担う複業の傾向があります。

その傾向は立場が上がれば上がるほど強くなり、管理職・リーダーになると
いろいろなことが求められます。

例えば、
現場で体を動かし、現場を終えると管理業務。
当日の進捗や翌日の計画確認、合い間に仲間の相談を受けアドバイスをし、
壊れているところがあると聞くと修理をする。
取引先のとの打ち合わせや社長との打ち合わせ、労務管理もあれば財務管理もある。
やること・することが目白押し。

このように動かれている管理職・リーダーの方が多いのではないでしょうか。
私自身も前職の管理職時代はこのようなことを求められていましたし、
このように動いていました。
そして、これらの業務は、必要な能力がそれぞれ異なります。

現場でモノを作る能力と、周りの状況を見て、仲間に適切な指示を出す能力
は違います。
仲間に適切な指示を出す能力と仲間の相談をよく聴き、励ましながら適切な
アドバイスをする能力は違います。
その日の計画通りに進める能力と、結果を明日以降に落とし込む能力は違います。

従業員300人未満の中小企業の管理職・リーダーはいろいろな能力、
すなわち、
リーダーシップとマネジメントを無意識に使い日々の業務を進めているのです。
では、リーダーシップとマネジメントとはどういうことでしょうか?

従業員300人未満の女性が多い職場のリーダーシップとは?

リーダーシップは一般的に、「指導力・統率力」などと表現され、目標達成のために、
個人やチームに対して行動を促すこと、などと表現されます。
そのために、ビジョンを示し、部下・仲間を巻き込みながらモチベーションを上げ、
ビジョン実現の問題点を解消することが必要とされます。
このことはとても大事です。
大事ですが、中小企業では、管理職・リーダー自身が自ら動くことが多いため
リーダーの行動・姿勢が部下・仲間に大きく影響します。私自身、女性95%の会社で、
管理職・リーダーとして女性と仕事をしてきて、リーダーシップをこのように定義しました。

いつも前向きでチャレンジする姿を見せ、仲間にチャレンジする勇気を与えること

中小企業は大企業に比べると、社員数は少ないです。
従って、限られた人数で最大の成果を上げていかなければなりません。
最大の成果を上げるためには、一人一人が積極的にチャレンジすること。
しかし、チャレンジの前には大きな壁が立ちはだかります。

それは、失敗したらどうしよう

というメンタルブロックです。
どんどんチャレンジしろ!と言われても、失敗を恐れるあまり、行動できない
ということが往々にしてあります。
そのメンタルブロックを外し、失敗を恐れずチャレンジするためには、
トップがいつも前向き(プラス思考)で、チャレンジする姿を見せることです。
その姿を見せることで、部下や仲間は、「自分もやってみよう」と思えるのです。

その役目を果すのが、管理職・リーダーです。
特に、女性が多い職場では、男性管理職・リーダーが積極的にチャレンジする姿を
見せることがとても大事です。
女性は、口先だけの男性には、「あの人はいつも口先だけ」と不信感しか抱きません。
女性部下の信頼を得て、女性部下に積極的にチャレンジしてもらうためには、
自らチャレンジしている姿を見せることです。

ここで大事なことがあります。
それは、失敗している姿も見せることです。
失敗したことが恥ずかしい、部下に知られるとカッコ悪い、と隠してしまう人がいます。
失敗を隠すことは絶対にいけません。信用・信頼が失墜します。
失敗を見せることで、「課長が失敗しているんだから、私も失敗して大丈夫」と、安心感を
抱かせることができますし、失敗を乗り越える姿を見せることで勇気を与えられます。
いつも前向きでチャレンジし、失敗している姿をどんどん見せてください。

従業員300人未満の女性が多い職場のマネジメントとは?

次にマネジメントについてです。
「今日からみなさんをマネジメントします」と言われると、どのような印象を持ちますか?
多くの人は、「細かく管理されるのではないだろうか」と思うかもしれません。
マネジメントという概念を生み出したのは、ピーター・F・ドラッカーと言われており、
著書の中でマネジメントをこのように定義しています。

組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関

現在は、このドラッカーの定義がわかりやすくアレンジされ、一般的に、「具体的な計画・予算を
基に、目標に向けて効率よく進めるよう管理する」などと言われています。
そして、ここでいう管理とは、「理想、あるべき姿へ導くこと」です。
目標を達成するためには、管理職・リーダーが部下の行動や成果を見て、もしずれていれば、
軌道修正して、正しい方向に導いてあげることが大事です。

ただ、このマネジメントは、管理職・リーダーと部下・仲間の信頼関係があってこそ
成り立つものです。

信頼関係がなければ、なぜやるのか、なぜやらなければならないのかが不明確になって
しまいますし、
モチベーションも上がりません。
管理職・リーダーの最大の役割は、「人の手を借りて、最大の成果を上げること」と
前述しましたが、
人の手=部下・仲間の力を借りるためには、部下・仲間に、
管理職・リーダーであるあなたのため
にも目標を達成しようと思ってもらうことが必要です。
これがなければ、おそらく目標は達成できないでしょう。

特に、女性の力を借りるためには、信頼関係が最も大事です。
なぜなら、女性は理屈では動かないからです。
私は前職で500人以上の女性社員(20~70代)をマネジメントしてきました。
その経験で、私は、マネジメントをこのように定義しました。

人間関係・信頼関係をつくり、能力を100%発揮してもらえるように働きかけること

何度も言いますが、女性部下と仕事を進めていくためには、人間関係・信頼関係が最も必要です。
これがなければ仕事は進みませんし、これがあると劇的に進みます。
人間関係・信頼関係づくりを行った上で、能力を100%発揮してもらえるようにいろいろな働きかけ
を行ってください。

まとめ

従業員300人未満の女性が多い職場の男性管理職・リーダーの最大の役割は、
「人の手を借りて、最大の成果を上げること」
で、そのためには、

リーダーシップ
【いつも前向きでチャレンジして、仲間にチャレンジする勇気を与えること】

マネジメント
【人間関係・信頼関係をつくり、能力を100%発揮してもらえるように働きかけること】

が必要とお伝えしてきました。
両方を発揮して、成果を最大化させてください。

 

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