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「頑張ります」は便利で不便な言葉

「優勝目指して頑張ります」
「今月の売上を達成できるよう頑張ります」
「5件の新規契約が獲れるよう頑張ります」

スポーツでも仕事でも、目標に向かって努力して実現したいときに「~頑張ります」とよく言われます。
一見、目標を達成するという力強い言葉に聞こえますが、実は心理的にはそうでない場合があります。
同じように、「~したい」という言葉があります。

「次の大会で優勝したいです」
「今月こそ、売上目標を達成したいです」
「今月こそ、新規契約を5件獲りたいです」

この「~したい」という言葉も、力強く聞こえますが、実は、心理的には強気でないのです。
では、「頑張ります」「~したい」という言葉を言うときはどんな心理状態なのでしょうか?

それは、達成できるかどうか分からない、また、目標を達成する自信がないときに使う言葉です。
私も「頑張ります」「~したい」という言葉を過去にたくさん使っていました。
どんな場面かと言いますと、会議やミーティングで目標達成状況や進捗度を話すときや、目標達成ができていないことを上司に尋問されたときです。

「今月は10件の顧客にアポを取り新商品の説明に参りました。訪問後の電話フォローも行ったのですが、成約に至りませんでした。来月は、もっと顧客に響く説明内容に変更し、再度訪問して、成約に至るように頑張ります。」

「今月は10件の顧客にアポを取り新商品の説明に参りました。訪問後の電話フォローも行ったのですが、成約に至りませんでした。来月は、もっと顧客に響く説明内容に変更し、再度訪問して、成約いただけるようにしたいです。」

力強く聞こえているようですが、当の本人は「頑張ります」「~したい」という便利な言葉を使い、達成できる自信がないことを隠しているのです。
こんなとき、上司からは「頑張るって、いったいどうやって頑張るんだっ!」「成約いただけるようにしたいって、どうやって成約してもらえるんだっ!」と鋭いツッコミが入り、「いや、その・・・」と、あたふたしてしまいます。
頑張ります」も「~したい」も、「目標達成に向けて努力はするけど、達成できなかったらしょうがないよね」という、一種の諦めが入っているのです。
これでは、いつまで経っても目標を達成することができません。
「頑張ります」「~したい」という言葉は、目標を達成するのにいまいち自信がないときに使う便利な言葉ではありますが、脳にとっては目標を達成できない不便な言葉なのです。要は、目標に対してマイナス感情・マイナス思考になっているときに使う言葉なのです。
目標達成を宣言するときには「~する」と言い切ることです。

「次の大会では優勝します!」
「今月は売上目標を達成します!」
「今月は新規契約を5件獲ります!」

このように「~する」と言い切ることで、脳は目標に対してプラス感情・プラス思考になり、目標達成にどんどん近づいていきます。
人は、どうしても自己防衛本能が働くために「頑張ります」「~したい」という言葉をついつい使ってしまいますが、「~する」と言い切って肯定的な脳にすることで目標を達成することができます。
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みなさんが目標達成を力強く宣言し、そして、実現できますことを祈っております。

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