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他人と過去は変えられる?

「あの人、なんでいつもあーなんだろう・・・」
「もっと、こっちのことを考えてくれればいいのに・・・」
「いつも勝手なことばかり言って、少しはこっちの身にもなってほしいよ・・・」

人が集まる会社やチームや学校で、よくこのようなことを聞くことがあります。
実際にこのようなことを思った方もいるのではないでしょうか?
このような方には、自分たちがあなたのおかげでどれだけ大変かということを分かってもらいたいし、なんとか言動や行動を変えてほしいと思うでしょう。しかし、自分たちでは本人になかなか言えないので、会社なら上司、チームならキャプテン、学校なら先生に相談して、その方々から注意してもらい、言動・行動を改させようとします。
しかし、注意してもらっても変わることなく、その方を見るだけでますます不快になりマイナス感情に・・・。

人は、多くのことを好き・嫌いで判断します。好きになるまでの過程、嫌いになるまでの過程が脳に記憶されていますので、その言葉や名前を聞いただけ、あるいは、見ただけで一瞬で不快になり、マイナス感情になってしまいます。私は納豆が嫌いですので、納豆を見るとマイナス感情になります・・・。

私の納豆のように、モノであれば近づかないようにすればいいだけの話ですが、人との関係はそうはいきません。
同じ組織に属していれば、例え積極的にこちらから話かけなくても、顔を合わせることがあります。
できれば、気持ち良く仕事したり、練習したり、勉強したりしたいですよね。
どうすればいいんでしょうか?

目次

他人と過去は変えられる?

組織上、イヤだと思う人とも一緒に過ごさないといけません。
「どうすれば、自分が気持ちよく過ごせられるか?」と考えたときに、その人をなんとかして、こちらが思うような人にしたいと思ってしまいます。こんなとき、先ほども言いましたが、上司やキャプテン、先生などから本人に注意してもらう方法を取ることが多いのではないでしょうか。
しかし、本人はこちらが思うような人にはなりません。
なぜでしょう?
人の本質は変わらないからです。よっぽどすごい神のような人徳者がその人を説けば変わるかもしれませんが、周りの人が注意したくらいで変わるものではありません。ただ、注意して言動・行動するようにはなると思います。

よく、「他人と過去は変えられない」と言いますが、その人自体や過去の出来事を変えることはできません。
しかし、その人に対する見方や、過去の出来事に対する意味を変えることはできます
その人や過去の出来事には、元々なんの意味もありません。意味づけして、感情を付けているのは自分なんです。
ですので、その人や過去に対する意味付けと、感情を変えると、イヤだと思っていたことが良くなり、嫌いと思っていたことが好きになります。

意味づけと感情を変える方法

ではどうやって意味づけと感情を変えればいいんでしょうか?
それは、視点を変えることです。この話、昨日もしました。覚えていただいてますか?
自己肯定感を高めるって話です。
今は、その人のマイナス面しか見えていません。そこで、プラス面を見るようにします。
例えば、イヤだなと思っている人が、仕事の合間に、「ちょっと疲れたでしょ。これでも食べて。」と、チョコレートをくれると、「なんだ、いいとこあるやん」って思うでしょ?
このように、プラス面をなるべくたくさん見てください。すると、その人に対する感情がどんどん変化していきます。
過去のできごとも同じです。イヤだった過去も、「あれがあったから今がある」と思えると、ラクになるでしょ?

このように、マイナス面を見るのではなく、プラス面を見ることでその人に対する感情がプラスに変化し、これにより、自己肯定感も高まっていきます
でも、なかなか難しい話です。正直、私も書きながら難しいなーと思ってしまいます(笑)。
これも、普段からトレーニングすると見についていきます。いろいろなモノを見てはプラス面を発見することを繰り返し行うと、そのような思考に変化していきます。
ぜひ、試してみてください!

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