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”笑人士”の想いを伝えます。

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勝利に必要なものは?

いやー、残念でした。でも、よく健闘しました、新居浜西高。強敵の川之江高校に負けてしまいましたが、ベスト16は立派な成績です。もちろん、甲子園が目標であったと思いますが、この夏の経験は必ずこれからの人生に大きな大きな影響を与えてくれるはずです。
大好きな野球を、大好きな仲間とできたのは、親や友達など多くの人の支えと応援を受けたおかげです。
これまでの感謝をぜひ伝えていただきたいです。
これでベスト8が出揃いました。
てっぺんを獲るのはどこか。楽しみですね!

最近の高校野球を見て、なにかお気づきになることはありませんか?

えっ?なにが?
と思われるかもしれませんが、ここ10年くらいで明らかに雰囲気が変わってきています。
雰囲気を変えたのは「笑顔」です。
試合中に、選手の笑顔がたくさん見られるようになりました。

私が高校生のときは、試合中に白い歯を見せるな!と言われていました。歯を食いしばり、どんなに苦しくてもガマンして、その苦しさに耐える、耐えることこそが精神力を強くする方法だと。いわゆる、根性論でした。
確かに、心を鍛えるためには必要なことかもしれません。苦しさに負けて、すぐに諦めてしまうようでは何事も実現できないからです。
しかし、根性論だけでは決して強くならないんです。根性論だけでは、夢や目標を実現できないんです。
大事なのは、耐えたその先になにが待っているかという「願望」を描くことです。
「願望」とは、「こうなりたいなー」とか「あーなりたいなー」ということ。高校球児であれば、「甲子園に行きたいなー」というようなことです。さらに、その願望に大事なことは「ワクワク」することです。
願望にワクワクできれば、苦しいことも楽しめるようになります。ワクワク楽しめると、それを実現しようと脳が働き、身体が動くようになります。しかし、根性論で苦しいことに耐えるとなると、脳はマイナス感情・マイナス思考になりますので、身体は思うように動かなくなり、夢・目標の実現から遠ざかってしまいます。

ですので、最近の高校球児の笑顔は、夢・目標実現のために必要なことなんです。
試合前には、円陣を組んで気合を入れますが、気合の入れ方も変わってきています。
昔は、円陣を組んで、中腰でとにかく大声を出して気合を入れていましたが、今は、同じように円陣を組んで大声を出した後、笑顔でポーズを取るチームが多いです。これもワクワクする方法です。
脳は、思いより言葉を信用し、言葉より動作・表情を信用します
気合が入る言葉を言いながら、笑顔でテンションが上がるポーズをすることで、脳は一気にプラス感情・プラス思考になり、試合にワクワクするようになります。

ピンチでも笑顔でワクワクすると、ピンチを乗り越えられます。
しかし、ピンチの時に「どうしよう」と思ってしまうと、さらにピンチになってしまいます。
ピンチのときこそ、プラス言葉とプラスの動作・表情が大切なんです

これは野球に限らず、他のスポーツでも仕事でも同じです。
お客様と商談中に、想定外の質問をされると「どうしよう」と焦って、顔がこわばってしまいますが、こんなときも自信に満ちた言葉と笑顔で接すれば、その商談を最高の形で終えることができます。

試合や商談が始まる前に、言葉と動作・笑顔でプラス思考を作り、試合中や商談中もプラス言葉とプラス動作・笑顔で最善・最高の結果を作ってください。

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