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子供を伸ばす・ご主人を伸ばす・仲間を伸ばす注意の仕方

誰かになにかお願いしてたことが出来上がってきました。
しかし、あなたの思っていた結果と明らかに異なっています。
さて、こんなとき、あなたならどう注意しますか?

前回、「リーダーとして仲間を、親として子供を伸ばす方法」というお話をしました。この中で、結果を叱るのではなく、プロセスを褒めてあげましょうというお話をしました。
今回は、冒頭のように、あなたが思っていた結果と違うものができたときに、どのように注意すればいい注意の仕方なのかというお話をいたします。
特に、ご主人にはこのような注意の仕方をすると、今以上に家事に協力的になってくれるかもしれませんよ。

目次

子供を伸ばす・ご主人を伸ばす・仲間を伸ばす注意の仕方

ご主人に家事のお手伝いを頼みました。
普段、ご主人は家事をほとんどしませんし、お願いもしません。しかし、今日は、子供と一緒に出かけないといけないのに、子供がグズってしまったため、ご主人にお願いすることにしました。
お願いしたのは、洗濯物を干すことと、食器洗いです。食器洗いは軽く予洗いしたあと、食洗機に入れます。

子供の支度がやっと終わろうとしているところにご主人から「できたよ」との声。
ありがとうと一声かけ、見てみると「な・ん・じゃ・こ・れ・は・?」と言いたくなるような驚愕の姿が。
洗濯物は、シワを伸ばしてないままクシュクシュの状態でデレっとハンガーにかかっていて、しかも、ハンガーとハンガーの間に隙間がなくキュウキュウで物干し竿へ。
食洗機の中は、ただ積み重ねているだけで隙間がなく、とても洗える状態ではありません。予洗いもしているかしていないか全く分からないくらいで、お皿にはベットリ固まった油が付いたまま。

子供がなかなか言うことを聞いてくれず、溜まりに溜まったストレスとイライラ。
それに加え、ご主人の家事のできについに爆発しました。「もう、ちゃんとやってよっ!!!!!!」
ちゃんとやったと思っているところにブチ切れられたご主人は「ちゃんとしたよっ!そんなに怒るんだったらお願いしなきゃいいだろ!!!」
「もう2度とあなたには頼まないわっ!!!」
せっかくのお出かけの前に最悪の状況になってしまいました。それからしばらく2人は話すことはありませんでした。

どこかの家庭が目に浮かぶようですね。
このような経験はありませんか?
どっちが悪いとか、悪くないとかはないかもしれませんが、このような場合、頼んだ方に問題があることが多いです。
まず、ゴール(結果)の姿が不明確です。
数をこなしているベテランにならいいですが、初心者や不慣れな人がする場合、どんな姿(結果)が理想であるか想像できません。当然、あなたが思っているゴール(結果)と、ご主人が思っていることは違います。ですので、ゴール(結果)の姿を明確に示してあげるべきです。
口頭で伝わらないのであれば、一つ手本を見せればいいですね。

次に、お願い(指示)の仕方があいまいです。
ただ、「しておいて」ではなく、どのようにすればいいか、コツはなにか、注意点はなにかなどを明確に伝えるべきです。明確になると、目指すゴール(結果)に繋がります。

さらに、結果を否定したことがいけません。
あいまいな指示の中でした結果は、当然いい結果になりません。しかも、一生懸命にした結果を否定されると、やる気をなくすだけでなく、怒りが湧いてきます。まずは、結果を認めてあげることが大事です。

このようなことは、ご主人にお願いした家事のことだけでなく、子供に対してや職場でも同じようなことがあるのではないでしょうか。
職場でも、事前説明がきちんとない状態で仕事を任せると、とんでもないことになってしまったみたいなことが少なからずあると思います。
初心者や新人さんに仕事を任せる場合は、目指すゴール(結果の姿)、やり方をきっちり示し、例え間違った結果になったとしても、まずは結果を認めて上げることが大切です。
指示通りにできていないということは、こちらの伝え方が悪いと考えましょう。

やる気をなくさない注意の仕方

そうはいっても、間違った結果になったので注意をしなければいけません。でないと、次もまた同じことを繰り返してしまいます。
このとき、ご主人にキレたように、結果を否定してはいけません。結果は結果で認めつつ、その結果になった原因を一緒に探り、そして、どうすればいいかの改善点を示してあげるのです。
例えば、洗濯物を干す場合ですと、「なにが原因でこんなになったんだろうね?どうやったの?・・・あ、そうやったんだ。ハンガーにかける前にこうやってパンパンってするとシワが伸びてきれいに干せるよ」と、原因を探り、改善点を示してあげるのです。このようにすれば、本人のやる気をなくすことなく、次からうまくできいるようになります。

してはいけない注意の仕方

逆にしてはいけない注意の仕方があります。
それは、「なんでできないの?」「なんで言うことを聞いてくれないの?」と、「なんで?」と問い詰めることです。このように問い詰められると、萎縮してしまい、答えることができず、やる気を完全に失くしてしまいます。そして、信頼関係は崩れてしまいます。このように言いたいところですが、問題解決しないと次に繋がりません。
前述のように「なにが原因で?」と、一緒に考えるようにしましょう。

まとめ

注意の仕方一つで、相手をやる気にさせるか、やる気を失くしてしまうかが決まります。
お互いが結果に対し、肯定的に捉えて次は成功させるために、やる気を引き出す注意をしたいですね。

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