「廊下を走らない!」と言われたら・・・
「廊下を走らない!」
小学生のとき、
こんな張り紙を学校で見ていました。
走っていると、
「廊下を走るな!」
と先生に怒られていました・・・。
「大事なお客様だから間違うなよ」
会社で上司がこんなことをよく言いますね。
「私の目標は、プレゼンで緊張しないことです!」
こんな目標を掲げることもあります。
「廊下を走らない」
「大事なお客様だから間違うな」
「プレゼンで緊張しない」
コレ、どんな状態かイメージできますか?
「廊下を走らない」と言われると、
歩く姿をイメージする人が多いと思いますが、
それは「歩いている」状態です。
「走らない」状態なので、
スキップでも匍匐(ほふく)前進でも
「走る」状態以外はなんでもいいんです。
「間違うな」はどんな状態なんでしょう?
「緊張しない」はどんな状態なんでしょう?
私たちの脳は、
否定形をイメージできないのです。
イメージできない というのも
否定形ですが・・・。
なので、イメージできないということは、
それを実現できないってこと。
~しない の姿をつくれないんです。
さらに、
「走るな」と言われると
「走る」をイメージするので
走ってしまいますし、
「間違うな」と言われると、
「間違う」をイメージするので
間違えてしまいますし、
「緊張しない」と言うと、
「緊張」をイメージするので
緊張してしまうんです。
だから、
相手に伝えたり、
目標設定するときには
肯定語
を使うことが大事なんです。
「廊下を走るな」⇒「廊下は歩こう!」
「大事なお客様だから間違うなよ!」
⇒「大事なお客様だから正しくな!」
「プレゼンで緊張しない」
⇒「プレゼンでリラックスしよう!」
このように言うと、
イメージがバッチリできますね!
私自身もなるべく肯定語を言うようにしていますし、
クライアント様とお話しするときも
肯定語を使うように心がけています。
ここで一つ大事なこと。
みんな共通の目標をつくるときに
否定語でつくってしまうと
みんなイメージすることがバラバラに
なってしまいます。
肯定語でつくると
目指す姿・実現する姿が明確になりますね!
ということで、
普段から肯定語を使ってみてはいかがですか?