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リーダーとして仲間を、親として子供を伸ばす方法

会社で役職が上がれば一緒に仕事をする仲間が増えます。本当は部下というのでしょうが、私は部下という言葉を使いたくないのであえて仲間と言います(部下と言うと、自分が偉そうな気がするので使いません)。
同じように、後輩が入ってくれば先輩になりますので、仲間が増えます。
仲間が増えるとこれまでにない悩みが出てきます。きっと、みなさんも心当たりがあると思います。それは、

どう育てていいか分からない

です。会社では、年齢が開けば開くほど、教え方が分からない、どう伸ばしてあげればいいか分からない、という人が多くなるようです。
これは、親も同じで、子供をどう育てればいいか分からない、どう伸ばせばいいか分からない、と思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、仲間や子供を伸ばす方法についてお話いたします。
ただ、このテーマは奥が深いですので、たくさんの方法があります。今回は1つだけお伝えします。

目次

リーダーとして仲間を、親として子供を伸ばす方法

役職が上がったり、先輩になったりして仲間が増えると教える機会が多くなります。教えて、理解してくれたと思えば、次は仕事を任せます。すぐに仕事をこなす人もいれば、時間がかかってしまう人もいます。そして、期限ギリギリではありましたが、仕事の結果を報告しにきてくれました。
Aさんは、カンペキな結果を持ってきました。しかしBさんは、完全に間違っている(求めているものとは違う)結果を持ってきました。
このとき、みなさんは2人にどのような言葉をかけ、どのように対処しますか?

カンペキな結果を持ってきたAさんを褒め、求めるものと違う結果を持ってきたBさんを叱る、注意するという行動をつい取ってしまいそうですが、まずは、期限内に結果を持ってきたことを褒めてあげましょう。
特に、新人さんはここを認めてあげることが大事です。
次は、結果についてです。Aさんはカンペキな結果でしたので、褒めてあげるべきですが、過剰に褒めないほうがいいでしょう。次にBさんを叱ったり、注意したりと思いますが、それはしないでください。
結果はもちろん大事なのですが、それよりも大事なのはプロセスです。どのようにその結果を導いたかがとても大事なのです。なぜかというと、結果からだけではなにも見えないからです。

結果よりもプロセスが大事な理由

AさんとBさんにどのようにして結果を導き出したかを聞きました。すると、Aさんは、教えられた通りの手順に忠実に従い、結果を導いていました。Bさんは、教えられた通りの手順に従いながらも、こうした方がいいのではないかという自分の考えを盛り込み結果を導きました。その手法は今までにない斬新なアイデアで、うまくいけば、新しい技術になるかもしれないというものでした。

結果だけで判断していれば、分からないことです。忠実にしたAさんはもちろん褒められるべきでしょう。Bさんは、最後まで忠実にしていない部分は注意すべき点かもしれませんが、自分のアイデアを出したという点を褒めるべきでしょう。ここを褒めてあげることで、アイデアを出すことが楽しくなります。「最初は言った通りにすればいいんだ!」と怒ってしまうと、アイデアをださなくなります。
このように、どのようにして結果を導き出したのかに着目することが大事なのです。
結果だけの判断では、人を伸ばすことはできません。
子供も同じで、テストの点数だけを見てついつい叱ってしまいますが、まずは、できている部分を褒めてあげてください。答案用紙を見ると、例え50点でも、難しい問題が解けていたり、難しい問題を解こうとしている様子が見られたりします。また、最後の問題まで辿り着いてないこともあるでしょう。途中の問題を一生懸命解いていたからです。このような答案用紙から見える部分と、テスト前日までの努力(毎日遅くまで勉強していたことなど)を褒めてあげてください。すると、次に必ず繋がります。叱るときも、テストの点を叱るのではなく、プロセスで気になるところを叱ってください。結果だけを叱られるとやる気がなくなってしまいます。
子供には、「3つ褒めて、1つ叱る」くらいがちょうどいいのです。

人はついついダメなところに目が行きます。ダメなところに目が行くと、指摘する方も、された方もマイナス感情・マイナス思考になります。しかし、褒めることで、両方共にプラス感情・プラス思考になります。
良いところを見る目と心を作りたいですね。

 

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